2017年に劇場まで行って観た映画 ③

 

  春休み中見逃していたところに「ライブ映像のおまけ付き」で近所のシネコンで再上映されてラッキーだった。結構ヒトも入っていて私と同じ手合いの主婦等がいっぱい来ていたよ。

 

  現代だったらこんなてんこ盛りの内容はTVのミニシリーズぐらいの長尺でないと持たないという気もする。でもとんでもなく難しそうだけど。登場人物の心理や言動がそれだけ複雑で、21世紀の現代人には彼らの動機を推し量るのが中々困難だから一見ご都合主義に見えるかもしれない。けど、よくよく考えたら凄く合理的に皆行動するし、いちいち腑に落ちたもんさ。あとイディス・ヘッドのコーディネートがやっぱり素敵♡。

 

20 センチュリー・ウーマン [DVD]

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  すごく面白かったという話をnoteに書きました。

 

「忍びの国」通常版 [Blu-ray]

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  なんかジャニオタの人々はすごく真面目で批評が的確だと思う。でもなんかそれがこの映画の評価には若干マイナスに働いたといおうかw、もっとジャニオタ以外の時代劇ファンにも観て貰いたいのに・・・と内心焦る私はとことん性格が悪いのだろうか?また脇役の若殿様で登場する知念君の存在が結構この映画にとって効いてるとか、ホントに「ザ・ジャニーズ映画」になってる部分もあるからなあぁ。

 

こどもつかい 豪華版(初回限定生産) [DVD]

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  私大昔クロウ/飛翔伝説 [4Kリマスター・スペシャル・エディション] [Blu-ray]って映画をコレ観てとっさに思い出したわ。滝沢くんは背筋と腹筋ではかのブランドン・リーを超えてんのかもしれないって気が一瞬したのw(何故そう思ったのかは解らんが)

 

  なんか昔懐かしいB級ゴージャスアクション映画だったような気がする。ワイルドスピードシリーズとはそこが決定的に違うのね。

 

  この映画とても感じの良い映画なの。2017年数多く作られた漫画原作の映画の中で一番ヒットした理由というのはその美点が有ったからだと思う。総じて「ユルくて無理なことはしない」てだけなんだけどぉ・・・それはそれで大事なのかもね。(なんだかんだ言っても)中村勘九郎が金粉まみれで歌舞伎のきめみたいなのやりながら・・・をギャグにするって贅沢なことよ。

 

ローサは密告された [DVD]

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 季節によってマニラの夜は何時でも雨。何にもしなくたってドラマチックだしノワールなのよね。思いっきりノワールな雰囲気のマニラの夜の警察署とヒロインを始め大人達が繰り広げるドラマの前半部分、昼間になると主に子供達がマニラの街を疾走しながらそれぞれ苦闘していくドラマのコントラストが見事。この映画もっと日本の若い男の子たちが観ればいいと思う、ちょっと身につまされるけど。

 

  去年シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ (吹替版)の予告編に登場したスパイダーマンを観て今回の新スパイダーマンシリーズにもあまり期待していなかったんだけど、完全にコミカルなオタク路線に転換するわ、マイケル・キートンが「いかりや長介化」していて堂々の安定感を醸しだすわでひと安心しました、面白かったよっ。

 

  1930年代に制作されていたような第一次大戦を舞台にした映画・・・を下敷きにしたとしか思えない古典的な活劇&メロドラマ。かつてハリウッド映画にそんなジャンルがあった事など皆すっかり忘れちゃったから、魅力的ではあるのだけど多少ついて行けなかった観客が多いみたいだね。(日本の30代以下の男子とか)だから主人公の相手役のクリス・パインがスゴイいい役でカッコ良いのだけど、何故カッコよくて感情移入したいのか?・・・男性の観客の方がより理解出来ていないかも。ちなみに私が「ワンダーウーマン」現象のなかで最もPCだわと感じたのは、アベンジャーズシリーズのハルクとホークアイの役の人たちが「ワンダーウーマンと比べてブラックウィドウの方がなんだか貞操ユルい感じがする」みたいな発言してアベンジャーズの女性プロデューサーが「発言止めろ」って突っ込みを入れたエピソードだった、かなり笑えた。