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2015年に劇場で観た映画 ③

 さよなら・・・夏の日々よ

  そうは言っても重量級の映画が次々公開され落ち着かなくて途中からぐったりしてしまいました。

 面白いけどぉ~面白いけどさあ・・・と終始びびりながら鑑賞。だって私基本聞き分けの良いタイプだし(ホントかよ)「ジュラシック・パーク」でのスピルバーグ+クライトンが描いた世界観を「極北まで高めようと」したけど やっちまったもんはしょうがないじゃん的に開き直りぃ・・・した恐竜のテーマパークが登場ってのには複雑な感情が湧き起こるというもの。映画のラストなんか興奮したけど、興奮なんかしていいのかなあって気がしたよ。昭和東宝ゴジラ第一シリーズの最後は怪獣ランドなんかが登場しミニラが出てくるのを観て当時のお子様はとても切なかったはずなんだけど、ジュラシック・パークを観て育って今回の映画を手掛けることになった30代監督は実に屈託なくラプトルやTレックスを活躍させる。アメリカンの映画ファン⇒映画人てのはとことん「あっけらかーん」なんだなと改めて感心。

 

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  「きょう、人類がはじめて~木星についたよぉ♪・・・着いた!」てくらいに辿り着くのに歩いた恵比須ガーデンプレイス。何気なく事前に読んだ観客レビューが悪評でこのような高センス、高スペック、高スノッブ(これを3Sと命名しよう)な場所にある劇場で興行するには不向きな映画なのでは?と疑いながら出かけました。残暑激しい日だったから私の観た回ガラガラだったしね。帰る頃にはすっかりふさいだ気持ちが治ったくらいだからきっとかなり面白かったんと思う(?)・・・だって映画思い出すたびにガーデンプレイス広いし、3Sな客筋の周囲にビビってしまうし(笑)、食事はどこも3Sでお高くて混んでるし。時間もないのでガーデンシネマの小洒落たカップケーキで中途半端に空腹を満たした際の光景が蘇り主人公コンビの表情ともダブってモノ哀しい気分におそわれしまふのでありました。ちなみに映画のラストに登場する「Boiden」のロゴはスウェーデンにある老舗の金属加工企業のやつだそうです。新日鉄みたいなものかね。で、結局恵比須ではロングラン興行、各地ロードショーでも評判良いとの告知が。

 

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  オールドファッション!!・・・主人公のフリーター野郎(ジェイク・ジレンホール)を罵るとしたらこう声をかけるしかないってこと。とにかく細見の色白にサングラスと開襟シャツ、好きな車のタイプ、ビジネス・モデルやお金勘定のスケール感、欲情する金髪ギャルのタイプまでが(共演のレネ・ルッソ撮影時ほぼアラ還♡)オールドファッションが過ぎるの。あまりに陰湿でせこくてこんなヤツの最終的に目指す野望がどこにあるんだよお、とイラッとさせられているうちに最後の最後にオールドファッションのダメ押しのようなシーンと決め台詞がキモいですに実に、ご確認あれ。

 

   祝!! 2015年度ラズベリー賞に堂々ノミネートだっ。我が家なんて予告篇観た時から家族三人とも観たくて楽しみに映画館行ったよ。(笑) で、ウチラ夫婦の観終わった感想というのが「慎吾(柳沢)ちゃんはアダム・サンドラ―の声とは合ってないよねぇ」なんだからさ、馬鹿だね(笑)。最近のコメディアンの吹き替えができる声優さんてのは皆早口だからさ、ジム・キャリーやジョニデのおふざけが表現できる人材はごろごろいるけど、アダム・サンドラ―みたく「ドライブ感」で笑わせるタイプとは相性悪いのだ。慎吾ちゃんは貧乏くじ引いて残念。映画観ながら「広川太一郎や羽左間道夫あたりが吹き替えてたら少し違ったかしらん、でもそんな時代じゃないし」とかで頭いっぱいになったよ。(吹き替えに)神谷明が登場するだけで俄然映画が輝きだすような気がついしちゃうしねぇ、だいたい映画じゃなくて延々と吹き替えの話しかできないなんて、さすがはラズベリー賞か?・・・でも実は意外と喜んで観ていたワタクシだったかも。

 

黒衣の刺客 [Blu-ray]

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  スー・チーも巨匠ホウ・シャオシェンも名前と顔はなじみなんだけど、映画観るのは初めてだった。とりあえず今まで観た武侠映画の中ではもっとも自然で荒唐無稽感が無いカンジがしました。もうちょっと観たいんだけどぉ・・・というところで寸止めになるのがお上品さと情緒を感じさせます。妻夫木君は「どうしても遣唐使として出てこなければならないのか?」という疑問を当初抱かせるのですが、きちんとアクションをこなし、元々の身体能力の高さを存分に魅せてくれます、しかも(哀しくなるほど)日本人なの、やっぱり中国人は手足長さをいかし殺陣だけど、日本人はあ・・・なので。スー・チーの師匠にあたる刺客のおばさんが何故だか金色の仮面をかぶっていてまるでシャアのつけているマスクのようでした。コスプレーヤーなら「あんな柔らかいんだか堅いんだか不明な素材ねえよ」と突っ込みたくなる気持ち解かるでしょなシャアのマスクですが、この映画に登場する金のマスクは本当に理想的な素材で驚きました。

 

  なんだかんだ言っても「やってくる巨人を防ぐために壁の穴をふさがなければならない」というために登場人物が皆頑張っている映画なのですよ、あくまでもアクション(行動)こそが主体。そこをしっかり決めているので個々のディテールが活きてくる。2015年に話題になった映画は進撃の巨人に限らず他の映画も同様です、日本でこれほど「映画は活劇である」ことがクローズアップされるなんて本当に久しぶりのことだと思うよっ。前篇から見届けてきた観客はやっぱりマジで怖くてぐったりキテいたので、

「ひょっとして続編やるの~要らなーい」て反応のヒトが多かったようです。(笑)

 

そして次回でやっと秋口から年末の映画の話に・・・